【新年度の補助金の動きはどうなるのか?】

皆さま、明けましておめでとうございます。
株式会社アステージ 補助金申請コンサルタントの齊藤です。
新年の業務も開始となり、経営者の皆さまも今年の抱負を新たにされたことと存じます。
貴社の経営計画において新たな設備投資をされる際には、一度補助金の活用を検討してみることをお勧めします。

【令和6年度補正予算注目ポイント】


昨年末に令和6年度補正予算が成立し、新年度では今後続々と公募が開始される見通しです。
注目される事業としては、次のような補助金が挙げられます。
1.生産性革命推進事業  3,400億円
  ①ものづくり補助金、②IT導入補助金、③持続化補助金、④事業承継・M&A補助金、⑤成長加速化補助金(新設)
2.中小企業新事業進出補助金 1,500億円規模
(旧事業再構築補助金の新事業進出類型)
3.大規模成長投資補助金 1,400億円、新規3年3,000億円
 この中で再開が待たれていた生産性革命推進事業の一つである「ものづくり補助金」について紹介します。

【ものづくり補助金】

従来より人気の補助金で、中小企業等の生産性向上や持続的な賃上げに向けた新製品・新サービスの開発に必要な設備投資等を支援する補助金です。

■2つの枠と要件・補助上限・補助率・補助対象経費

 製品・サービス高付加価値化枠グローバル枠
要件要件革新的な新製品・新サービスの開発による高付加価値化海外事業の実施による国内の生産性向上
補助上限750万円~2,500万円3,000万円
補助率中小企業1/2、小規模・再生2/3中小企業1/2、小規模2/3
補助対象経費<共通>機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費 <グローバル枠のみ>海外旅費、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費

【当社が支援したものづくり補助金活用事例】

ものづくり補助金の対象業種は、製造業のみならずサービス業・小売業・卸売業も含まれます。新製品・新サービスの開発に必要な設備投資の実行で生産性向上を目指す取組であれば申請できる可能性があります。
当社の過去の支援事例を次に挙げますので、参考にしてください。

業種採択金額ワンポイント説明
木材加工1,250万円人手による加工から、5軸NCマシンを導入することで「木材の3D加工」体制を構築し、生産性の向上を図った
印刷1,250万円オフセット印刷が中心の事業に、最新のCTPを導入することで脱プラスチックの紙製ブリスターパック事業の立上げを実現した
バルブ製造・販売1,250万円大型のCNCターニングセンタを導入することで大口径ウエッジ仕切弁の製造工程の大幅改善を図った
アウトソーシング受託1,250万円人が介在する紹介業において、ダイレクトリクルーティング/スカウトシステムを開発することでマッチング業務を効率化した
総合印刷1,000万円インライン画像検査装置を導入することで印刷不良を出さない生産体制を構築した
封筒印刷  1,250万円オフセットによる封筒印刷業務において、CTPの導入で新製品開発と超短納期対応を目指したサスティナブル印刷体制を確立した
同人誌印刷1,900万円オフセットによる同人誌制作業務において、デジタル印刷へのシフトで顧客ニーズへの対応と生産性向上を図った
段ボール製造1,000万円高解像度の印刷検査装置の導入で製造現場での品質面・コスト面の課題を解決した
自動車整備400万円スーパーツインリフトの導入で、10トン超大型車の整備・点検及び 電子制御装置整備制度への対応を図った

今回のものづくり補助金は、2025年2月頃からの募集開始が予想されますので、2025年後半以降に設備投資を予定している企業様は今から準備をしておくことが重要になります。

当社に連絡をいただければ、申請対象かの判断や他補助金を含めた申請可能性について、無料でアドバイスをいたします。

TEL:03-6794-6300
受付時間:9:00〜18:00(平日)

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